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小松石は火成岩の中の安山岩です。箱根火山の活動により今から40〜15万年前に流出した溶岩よりできた半深成岩です。分かり易くいえば溶岩が比較的早く冷却し生成した岩石です。石質は堅硬。耐久性、耐火力は花崗岩よりも強い点が特色です。 また、小松石は山から切り出した状態では表面が酸化し赤褐色を呈して、自然石で形のよいものは庭石、記念碑、飛石、に使用され関東地方や東海地方には、その遺蹟を数多くみることが出来ます。この岩石を角材にし研磨すると、小松石独特の灰色、淡灰緑色の緻密な石面が現れ柔らかな光沢を発し高級な墓石に使用されます。