浄土宗寺院の長松寺は、月円山と号します。
僧實誉(明暦2年1656年寂)が開山したと伝えられます。
久遠の塔
日本の国では、古くより「家制度」が日本の国を支える制度として維持されてきました。
お寺は、先祖代々のお墓を守ることを任務としていました。ところが最近、その家制度に
こだわらない考えを持つ人たちが登場してきたのです。少子化が進行し後継さんがいないケースや、
立派な後継さんがいても、子供には負担をかけたくないと言う考えの人が多くなってきたのです。
これに対し、従来お寺は、永代供養というかたちで対応してきました。しかし、永代供養は、「代」の
字が表すように「家制度」の補完的考えを基にしています。
長松寺では、こうした時代に先祖代々の墓を守るのもお寺の大切な仕事ですが、
こうした新しい考えの人々の希望に、真摯に耳を傾けるのも大切なことと考えます。
そこで、お寺が維持管理の主体となり、「家制度」にこだわらない方を会員とした、
会員の方同志が仲良く守っていく久遠の塔を建設しました(納骨堂)。 |